国会雑記

今日は仕事で国会へ行く。連日国会がらみの待機やらで辟易しているところだけれど、思い返せば国会なんて行くのは修学旅行ぶり。衆議員会館では町村官房長官やら外添厚労大臣などと遭遇。秘書などに囲まれて足早に過ぎ去る外添さんの目つきは一見して尋常ではなく、民主党中興の祖たるナガツマ君あたりとのやりとりで神経が高ぶっているのであろうか、などと思う。夕方を回っても国会の周りには修学旅行生の行列やら、医療改革を推進しているロビー活動風な団体やらがたくさんいて賑わっていた。この2週間でアメリカと日本の議事堂を両方見たことになる。ここで織り成される政治については思うところがあるけれど、まだ語れるほどの地に足の着いた認識がないから措いておく。
夜、ヤギと長電話。小林秀雄の対話集のことであれやこれやと話す。ひさしぶりに白熱し、「あなたは小林秀雄に入れ込みすぎだ」と冗談ぽく言われる。ヤギは小林よりも福田恒存が大好きで、全集もなけなしの学生時代に揃えている。福田恒存はおれにはどうも精神における平衡感覚というか、スマートさというのが具合よすぎて逆に今ひとつまだ心傾けられないところがある。
今日はそして、自分への誕生日プレゼントたる小林秀雄全作品32冊が届く。新字体、新仮名遣い・・・うーむ、読みやすそうと思って購入したけれど、なんだか旧字体、旧仮名遣いで読みたくなってきたぞ。困ったものだ。