2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧
深沢七郎『楢山節考』を読み終える。郷愁にあふれる牧歌的な文体と裏腹に、内容は「姥捨て山」に捨てられる、いや、正確には捨てられに行く女とその息子の物語である。 淡々と読み進め、淡々と読み終えて、獏たる感慨を抱いたが、なんともとらえどころのない…
深沢七郎『楢山節考』を読み終える。郷愁にあふれる牧歌的な文体と裏腹に、内容は「姥捨て山」に捨てられる、いや、正確には捨てられに行く女とその息子の物語である。 淡々と読み進め、淡々と読み終えて、獏たる感慨を抱いたが、なんともとらえどころのない…